こども食堂はみんなのための場所。
「子どもが運営する食堂」でも、「貧困救済目的の食堂」でもありません。
え?誰でも行っていいの?という方、別記事で詳しく紹介しています。是非そちらをお読みください。コチラ→『子ども食堂は貧困救済じゃない?!どんな人が利用する場所?』
そのみんなのための場所なのに、課題が山積みで継続するのが難しい。
- 頻繁に開催できない
- 運営スタッフが集まらない
- 資金が足りない
こういった課題があって、存在を知らない人もいる。
これを受けて、子ども食堂を開いている『こども食堂せかい』の店主は、3つの課題克服に取り組むべく、明確な目的をもって2022年5月、子ども食堂を始めました。
「みんなの居場所づくり!」を一番に掲げつつ、具体的な運営目的や、その目的に沿って、3つの課題に対してユニークな方法で取り組む様子を詳しく紹介していきます。
『こども食堂せかい』=カフェ『すーぷやSEKAI』?!
子ども食堂、『こども食堂せかい』は、実は『すーぷやSEKAI』というスープを提供しているカフェの中にあり、このカフェが運営しているんです。
そういうわけで、まずは『すーぷやSEKAI』から紹介させてください。
『すーぷやSEKAI』は、2022年5月3日に新規開店。
店主は「せいかさん」。
愛情も栄養もたっぷりのスープや手作りパンを提供してくれます。
- 開店日 2022年5月3日開店
- 場所 町田市小山町1149-17プランドール1F
- 営業日時 火曜~木曜 11:30-18:00 金・土曜 11:30-20:00
- 定休日 日・月曜
- メニュー スープ(お味噌汁、お粥もあり)セット、デザート、その他
- 価格帯 1,000〜1,200円
- キッズメニュー 600円
- 支払い法 現金, Paypay
身体に優しいスープがコンセプトで、写真のようにお粥もある。
スープセットは月替わり3種類のスープメニューの中から一つ選ぶようになっていて、+美味しいパン+サラダつき。
次に『こども食堂せかい』との関係についてお話しします。
『こども食堂せかい』について
『こども食堂せかい』は『すーぷやSEKAI』の中。同じ場所。営業時間内であればいつでも利用OK!
「夢チケット」を使うことで、子どもたち(15歳以下)は誰でもSEKAIのキッズメニューを無料でいただくことができます。
この夢チケットこそが、『こども食堂せかい』のユニークな取り組みの一つなんです。
一体この夢チケット、誰が資金提供し、子どもたちはいつ、どこで手に入れ、どのようにお店で使えばいいのでしょう?
詳しく解説していきます。
ユニークな夢チケット
他の子ども食堂にはあまり見られない、このユニークな夢チケット。入手法やその他詳細は以下の通りです。
- チケット入手先:すーぷやSEKAI店内
- チケット枚数:1日10枚のみ=10人限定(※日によって枚数が異なる場合もあります)
- 利用時間:スープやSEKAIの営業時間内いつでも(変則的になることもあります)
- 飲食場所:すーぷやSEKAI店内
- 利用可能メニュー:キッズメニュー(2種類のうち1つ選択)
- 資金提供元:すうぷやSEKAI以外の第三者(一般人、企業、団体)
食事場所は、『こども食堂せかい』のために『すーぷやSEKAI』の中に特別な部屋があったり、仕切られていたりするわけではなく、通常営業のカフェのどこでも自由に座れます。
子ども側からすると、保護者同伴でないといけないカフェに子ども同士で行けるワクワク感満載❣
運営者側からすると、子ども食堂を開催するためだけに、膨大な仕事を新たにこなす必要がない。
膨大な仕事とは、資金集めから始まり、スケジューリング、利用場所確保、告知案内、スタッフ募集、食材準備・後片付け、電気光熱費の支払いなど。
この他にも子ども食堂用の道具の置き場所やその管理、突発的なハプニング対応に至るまで、それは書ききれないほど多岐にわたっています。
カフェと子ども食堂を同時に運営することは、双方にとってwin-winの関係になるわけです!
夢チケット代を払ってるのは誰?
なんて都合のいい、そして便利なシステム!
でも、ちょっと待って。夢チケットって、『すうぷやSEKAI』が配布してるわけです。
ということは、このチケットのお金は、『すうぷやSEKAI』の売り上げからでている?
そんなことしたら、赤字になっちゃうのでは?
そうです、だから、『すうぷやSEKAI』は基本的にチケットを無料で発行しているわけではありません。
1枚600円で他の人から子どもたちへの寄付、という形で買ってもらっています。
つまり夢チケットは、主に企業や個人から、子どもたちへのプレゼントなのです。
個人の中には、『すうぷやSEKAI』の利用者さんもいれば、友だちもいれば、直接的なご縁はないけれど支援している人もいる。
チケットには、買った人(寄付した人)のお名前(ペンネーム)が書かれているケースが多いです。
そうすることで、受け取る子どもの顔が見えないものの、寄付した人の「プレゼント楽しんでね!」という想いもこめられるし、受け取る子どもたちにもその温かい気持ちが伝わるのです。
子どもたちも、購入者にはお返しできないけれど、お返事をチケットに書いたりしています。ほほえましいことです。
こんな感じです。
↓↓↓↓↓
寄付が送金の場合は直接記載することはできませんが、いずれにしても『こども食堂せかい』で子どもたちが楽しく使えることに変わりありません。
この夢チケットの資金源はすうぷやSEKAIが身銭を切っているわけでも、自治体からの援助でもないのです。
実は、これは別記事の中で紹介している「ひみつ基地」(主催者:佐藤さん)の運営方法の一部からアイディアを得ているそうです。
読んでいない方、読んだけど忘れちゃった方、是非ご参照ください。→コチラ『子ども食堂は貧困救済じゃない?!どんな人が利用する場所?』の『サポート方法』という箇所です。
以上の夢チケットの発行から、それを利用しての食事提供までの流れまで、簡単な図にしたものが次の写真になります。ご参照ください。
夢チケットがない場合
善意のチケットをありがたく受け取った子どもたちは、お店のキッズメニューを楽し気に眺めながら注文できます。
でも、1日10人限定。
ということは、11人目以降は残念ながら、無料で食べることはできません。
チケットを使わないことをあえて選択する保護者もいらして、お子さん(達)にお金を持たせてくれるケースもあります。
これらの場合、子どもたちは600円のキッズメニューを払ってもらうことになります。
キッズメニューの内容
ユニークな「夢チケット」のことがわかったら、キッズメニューの内容が気になるところ。
『すうぷやSEKAI』で提供されているメニューとどう違うのでしょう?
”いわゆる”お子様ランチと言えば、つまようじの旗、プリンの上に乗った色の濃い~サクランボ…でも、『こども食堂せかい』にはそのようなメニューは一切ナシ(笑)
基本的には『すうぷやSEKAI』と同じメニュー。
ですが、お食事の内容は限定された2種類のうちから1つを選ぶシステムになっています。
これまたユニークなシステム。2種類とは、以下の2つ。
- 子どもスープセット(スープ+パンorご飯+サラダ+ドリンク) スープは月替わりの3種類からお好きなもの1つ
- 子どもデザートセット(ケーキ・パフェ類+ドリンク)
子ども同士で来ることの多い『こども食堂せかい』ですが、もちろん、親子で来店することも大歓迎!!
同伴される大人(16歳以上)はメニュー全ての中から注文可能で、通常料金のお支払いとなります。(20歳以上の方にはお酒も提供しています。)
親子で楽しいひと時を過ごされること間違いなし!
お弁当配布も!
火曜日~土曜日まではみんなの居場所として活動している『こども食堂せかい』ですが、月に一回お弁当配布もしています。
『こども食堂せかい』の活動を知ってもらう大事なイベントになります。
こちらは無料ではありません。詳しくは以下の通り。
- 日時:第4日曜日12:00~
- 場所:すーぷやSEKAIの店頭(※店内はご利用いただけません)
- 料金:子ども100円、大人300円〜お気持ち(←めっちゃ大事!)
- お弁当の数:50食売り切れ次第終了
- 支払い法:現金のみ
お弁当配布の日は、駄菓子屋さんも出店!
『すーぷやSEKAI』の休業日に活動するため、店内利用はできないのですが、店頭も子どもたちでにぎわっていて楽しいし、『こども食堂せかい』の支援にもつながります。
年齢もまだ小さいし、子どもたちだけで『こども食堂せかい』に行かせるのはためらいがある、という方は、まずは親子でお弁当購入からお試し、というのもアリですよ!
「すーぷやSEKAI」/「こども食堂せかい」の目的
『すーぷやSEKAI』店主のせいかさんが「子ども食堂を兼ねたスープ・カフェ」にした目的は大きく分けて3つあります。
- 親のサポート:子どもを持つ親の負担を軽減すること
- 地域のつながりを持つこと:子育て経験から、多様性を受け入れた地域コミュニティづくり
- 地域への恩返し:支えてもらった側から地域を支える側に!
3つともご自身の経験に根差した目的となっています。これらの目的を一つずつ解説していきます。
目的①:親のサポート
3児を育てるシングルマザーであるせいかさん。お子さんを抱えつつ、ご自身の親御さんの介護も経験されています。
「ワンオペではとても子育てができない」と観念されたせいかさんは、地域を頼ることを決めたそうです。
困っている子どもたちには比較的手が差し伸べられやすいのに対し、今の日本にはお母さんたちをサポートする社会システムは出来上がっていないことに気づかれます。(シングル、ワーママ、専業主婦、無関係に!)
お母さんたちの中には、せいかさんのように地域に頼るという意識すらない方もいれば、頼ることは申し訳ないという思う方もいる。
そこで独りで抱えてしまって、親子共倒れになることもあり得る。
せいかさんは、スープを夕飯として会社帰りの親ごさんに買ってもらったり、子どもたちの夕飯代わり(こども食堂せかいを利用)になることが、お母さんたちを助けられると考えたのです。
逆もまた然りで、『こども食堂せかい』で子どもの居場所を担保することで、忙しくてかまってあげる時間の少ない親ごさんが助かることもあります。
2.地域のつながりを持つこと
お子さんのお一人が、発達上の特性を抱えられ、親子で悩まれた経験をお持ちのせいかさん。
地域とのつながりがあることでその子の成長過程に安心感がひろがる、と感じてこられました。
発達障害をはじめ多様な人たちを地域が受け入れる、ということは、地域の安心感を広げることになります。
また、目的1でサポートした親子が、他の親子を助けることもあれば、地域活動につながる可能性もある。
地域とのつながりによって安心感が生まれれば、「安心感のバトン」を次世代に渡せる社会になりますね。
安心感のバトンについては別記事に書かせてもらっているので、ご参照ください。
詳しくはコチラ『子ども食堂は貧困救済じゃない?!どんな人が利用する場所?』
3.地域への恩返し
これが『こども食堂せかい』を運営する目的の中で一番大きかったそうです。
子ども会、自治会役員、学校委員会、健全育成、できることは何でも参加されたせいかさん。
地域に様々な場面で親子ともお世話になったので、今度はご自分が地域に恩返しする番と考えたそうです。
「安心」のバトンをこのようにつないでいっているのですね!
以上3点が「すーぷやSEKAI」を立ち上げられた背景ですが、「お母さんが心身共に元気でいてこそ、子どもも幸せになれる」という発想がせいかさんのお考えの源です。
「子どもやその親を取り巻く環境はさまざま。貧困はその環境のたった一つですが、問題のない人生などありえません。私たちは問題解決のプロではない。でも、一緒にご飯食べよ。本当にそれだけ。」
SDGsの「一人も取り残さない」の一つの形ですね。
なお、SDGsには、支援『する側』と『される側』を分けない。という概念もベースにあります。
せいかさんの言う「(地域の)みんなで食べるだけ」は、SDGsを盛り込んだお互い安心して支え合えるSEKAIなのです。
ユニークな運営方法の効果
『すうぷやSEKAI』と『こども食堂せかい』の3つの目的がわかりました。
その中でも目的①「親のサポート」はかなり重きを置かれているようです。
その親たちが得られる具体的なメリットを紹介しつつ、『すーぷやSEKAI』・『こども食堂せかい』を同時展開するというユニークな運営方法の意義を解説します。
メリットづくし
例として、外で働く忙しい親ごさんと、そのお子さんがスープカフェを利用する際のメリットを挙げます。
- 子どもはチケットを使って(残っていれば)、料金は無料なので経済的
- スープを夕飯として親が購入すれば料理をせずに、時間の節約
- バランスよく栄養も取れて、家族の健康も維持
- 子どもが不在の家に一人で留守番するより、大人のいる『こども食堂せかい』を居場所にできる安心感
もう、いいこと三昧であることがわかりますね。
もちろん、外で働く親御さんだけではなく、基本的にどのようなご家庭とってもメリットとなることばかりですよね。
子どものいない人にとってはメリットなんてほぼないやん!と思うもしれません。
でも、地域の子供が幸せに育っていくことで地域は活性化され、引いては日本の明るい将来につながる、という視点があれば、この『こども食堂せかい』の果たす役割をの大きさを理解できるでしょう。
こども食堂が持つ課題克服
せいかさんがカフェと子ども食堂を同時に展開するのには、3つの目的以外に、もう一つ意図があります。
全国にある子ども食堂の大きな課題として、調理場所・開催場所の確保に苦労すること、それが理由で子ども食堂開催の回数を増やせないことがあります。
開催頻度が少なければ少ないほど、認知度も下がるし、居場所を必要としている子どものニーズに応えてあげることもできない。
せいかさんは、二つのことを考えたわけです。
- カフェを経営することで、調理場も食べる場所も子ども食堂に有効活用できる。
- 営業時間が短時間ではないため、『すーぷやSEKAI』の営業時間内であればいつでも『こども食堂せかい』を利用してもらえる。(1日10人限定であっても)=子供の居場所をたくさん提供できる
発想の豊かさに脱帽❣
スープにこだわる理由
ユニークなチケットを使って、ユニークな子ども食堂を展開するからくりをしっかりと理解していただいたところで、なぜ一般的な喫茶店ではなく、スープをメインにするカフェにしたのか?というお話をしていきます。
このスープにこそ、深~い理由があります。
- 保険業の経験
- 育児・介護経験
この二つを生かした結果、愛情+栄養たっぷりのスープを提供することになったのです。
1.保険業の経験
せいかさんは、生命保険のお仕事をされていました。お客さんの多くは病気をしたり、その経験から健康に関する知識を持ち合わせていたそう。
お客さんと接していく中、仕事で学ぶ中で、せいかさんも健康に関する知識を蓄積していったとのこと。
ただ、気になっていたことは、保険や病院の提供するサービスが、「病気になった人」である、ということ。
次第にせいかさんの中では、「病気を未然に防ぐこと」を仕事にしたい、という思いがふくらんでいったそうです。
保険会社にも、病院にもお世話にならないで済むならそれに越したことはない。誰しもそこにかけるお金や時間を楽しいことに使いたいですよね!
自分が食べたいような健康志向のレストランは、あまり見当たらず、それならば自分が栄養バランスのとれて身体にやさしい料理スープ屋さんを開こうと決意!
『すうぷやSEKAI』ではお味噌汁やお粥、サムゲタンと幅広いスープ料理を月替わりで提供してくれます。
2.育児・介護について
3人のお子さんを育てられたせいかさん。同時に親御さんの介護も。
「一つの食卓で、こんなに大変か」と食事の準備は苦労の連続だったそうで。
年の離れている3人のお子さんたちなので、「野菜苦手!」という子もいれば、「ダイエット中だから食べない!」という子も。介護の必要な親は流動食しか口にできない。
母親として・娘として「(子どもたち&親に)栄養取らせなきゃ!」なわけです。
ここで救世主だったのが、ポタージュやクタクタに煮た味噌汁だったのです。
やさしいスープの話
『スープは流れ出た栄養素まで丸ごと摂取できる優秀な調理法で、赤ちゃんから高齢者まで幅広く召し上がって頂けるお料理。消化が良く身体に負担をかけませんから、忙しさで疲れている身体に気軽に取り入れて欲しいです!』とせいかさん。
お店のメニューは無添加の調味料を使用、パンの材料は国産小麦、オーガニック砂糖と、国産の塩、天然酵母とドライイーストだけ。
パンはパサつかないよう、イースト使用が極力少なく済むようにと、低温長時間発行。時間と手間ひまかけて作られています。
こちらの写真の赤いスープはビーツのポタージュ。
ビーツは『食べる輸血』『スーパーフード』とも呼ばれており、カリウム、ナトリウム、葉酸、ポリフェノールが豊富!血管の強化の食材。
特に女性にはおすすめとのこと!ビーツは日本での栽培も広まり、今や一年中手に入るのだそう。
スープ・ポタージュ・お粥は月ごとにメニューが替わり、3種類の中から1つ選べる仕組みになっています。
身体に優しい、愛情たっぷりに加え、旬の野菜と三拍子そろった数々のメニューに、心身共に癒されること間違いありません!
今後の課題
『すうぷやSEKAI』と『子ども食堂せかい』同時展開のユニークさ、そのメリット、スープの愛情もしっかり理解してもらいましたが、大事な課題が残っている…
- 運営者のモチベーション:ボランティアで成り立っていること、非営利なのでメンバーたちと目標を共有しにくいところも。ボランティアさんのサポート継続も課題。
- 費用:食材、お弁当容器、ボランティアの交通費、ボランティア保険、積み重なると運営側に負担がかかってきます。(支援方法については、のちほど記載します!)
- チケット制度:「こども食堂せかい」がチケット制は町田市初の取り組み。今のままでは利用者が限定されるので、中々支援者が集まりにくい。
スゴイ妙案に感心しきりでしたが、大きな困難を抱えていらっしゃるんですね…。
運営者のモチベーションについては、今後はみんなが楽しめるイベントなど、企画中だそうです。
費用面については、支援者の輪、『SEKAIの世界』を広げることで支援者を増やせるように、常に考えられています。
チケット普及についても、「子ども食堂せかい」だけでなく、他の飲食店でも利用出来たり、町田市として配布してくれたりすると、利用できる場所も増えて普及するのではないかと、『SEKAIの世界』を開拓中。
多忙な日々の中、様々な困難に取り組みながら懸命に営業されていることがわかります。
せいかさんのお話は運営者側、大人の世界においても常に「みんなで楽しく過ごすこと」と一貫しています。
こども食堂せかいの支援法
こども食堂せかいを支援したい!という人は、是非、以下の4通りを通してお支え下さい。
- 食材・容器の提供(Amazon欲しい物リストを公開)
- 運営費1円から
- 夢チケット一枚600円購入支援
- 調理、配布などのボランティア
- 寄付サイトSyncable(シンカブル)から(webページはコチラ)
支援のお問い合わせにつきましてはインスタ(https://www.instagram.com/sekai_2022/)
または、メール(kodomosyokudou.sekai.2022@gmail.com)から直接ご連絡ください。
(詳細は以下のチラシをご覧ください。)
子どもが「子ども食堂」を利用する場合、その親は「子ども食堂の」利用者とも言えるけれど、もし「すーぷやSEKAI」でお食事をすることで、間接的に「子ども食堂」のサポーターにもなる。
また、親御さんは別の機会にボランティアをしたり寄付したりすることでも支援者になります。
一方で企業として食材寄付という形のサポートをすることもあるけれど、その企業の従業員が個人として我が子が「子ども食堂」の利用者になることもある。
支援する側・される側、立場は逆のように聞こえますが、持ちつ持たれつここでも「隔たりの無いせかい」をせいかさんは目指されているのです。
まとめ
以上、『こども食堂せかい』についてお話してきました。
まとめると以下の通りです。
- 『こども食堂せかい』の詳細:週に5日間営業していることが特徴
- 夢チケットというユニークな制度:チケットは色々な人がスポンサーになって、1日10人の子どもたちを支えている
- イベント:お弁当配布を月に一回実施
- 『こども食堂せかい』の目的:①親のサポート ②地域のつながり ③地域への恩返し
- ユニークな運営方法の理由:『すうぷやSEKAI』と同時展開する理由は、①親子の負担軽減 ②子ども食堂の継続営業の負担減、周りへの認知度を高めること
- スープにこだわる理由:①病気予防・健康維持 ②みんなが美味しく食べられるから
- 3つの課題:①運営側のモチベーション ②コスト負担 ③チケット制度の難点
「すーぷやSEKAI」のせいかさんの言うように、問題のない人なんて一人もいない。
同じように、問題のないお店も、組織もない。
明らかに困っている立場の人や組織だけが救済の対象になるのではなく、実はみんな問題を抱えているのだから、お互い助け合って生きていこうよ、というシンプルなこと。
「子ども食堂」こそ、地域のみんなをハッピーにし「安心のバトン」を次の世代につないでくれるSEKAIだと私は捉えています。
『こども食堂せかい』は、SDGsなんて、もはや掲げる必要のない世界なのです。
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